バルブが出来るまで

ここでは、弊社でつくるバルブがどのような工程でできるかをご紹介します。
精密製品であるバルブは、熟練された手作業と最新の精密機械を使うことによって、初めて高品質な製品となります。また、弊社ではISOの要求事項をもとに万全な品質管理を徹底しています。

1. 鍛造

バルブボディには、素材に熱を加えプレスで鍛えた鍛造品を使用します。その他部品は棒材からの削りだしとなります。

2. NC旋盤で加工をします。

バルブの種類に合わせてNC旋盤で切削して行きます。特にステンレスは真鍮に比べて硬いため工程も多く時間が掛かります。また粘りのある素材のため、NC切削の後は手仕上げでバリを落としていきます。

3. 最先端の洗浄機で加工後の
バルブを時間をかけて洗浄します。

4. 組立

ステンレスバルブはその用途(半導体ライン向け)から外観品質が厳しく問われます。そのため、組立前にLED照明を用いたキズチェックを全数おこない、髪の毛状の微細なキズも逃しません。合格した良品のみ内部部品が組込まれ、気密検査に回ります。

5. 漏洩チェック

今までの工程で漏洩が出ていないかをチェックします。 一般工業ガス向けのバルブは、エア水没式で確認します。 漏れは気泡となって目で見える形で現れ、NG品があれば一目瞭然です。

ヘリウム、デテクターなどによる漏洩検査です。 半導体向けクリーン弁等、高度な精度を要求されるバルブに適用されます。

6. KHKによる検査

高圧ガス保安協会による立会検査です。 ガスの種類により法律で受検を義務付けられており、殆どの容器バルブはこのKHK認定を受けます。

外観、気密、耐圧、安全弁作動の各項目のチェックを受け、合格品のみ出荷を許可され、その証として、検査年月日、KHKマークの刻印が合格後に為されます。

7. 最終チェック

最後も人の目によって検査をします。熟練の職人が厳しい目で合格品と不合格品を仕分けします。
様々な検査工程を経て、精密で高品質なバルブが完成します。

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